1953-07-14 第16回国会 衆議院 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号
その一つとして一応重症者とする三項症までは、現行法に比較して相当高額に支給すべく取扱つておりますが、これは傷痍者全般を優遇したという欺瞞的手段だと思われるのであります。それは四項症以下の対象者は、数字的にも三項症以上より数倍に上り、これを冷遇することにおいて浮く予算の額を見まするときに、決して全般的な改善ではないということが断言できるのであります。
その一つとして一応重症者とする三項症までは、現行法に比較して相当高額に支給すべく取扱つておりますが、これは傷痍者全般を優遇したという欺瞞的手段だと思われるのであります。それは四項症以下の対象者は、数字的にも三項症以上より数倍に上り、これを冷遇することにおいて浮く予算の額を見まするときに、決して全般的な改善ではないということが断言できるのであります。
○上山政府委員 海外引揚者の中で、特に傷痍者の職業安定についてどういうことをやつておるかというお尋のでございますが、傷痍者全般の職業安定につきましては、政府といたしましても特に氣をつけておりまして、今年度昭和二十三年度の予算におきましても、この方面の新たな予算を若干計上しておるようなことになつております。
のため(一)戰争戰災及び業務上の犠牲による各傷痍者竝びに一般不具者の全國的實態調査(二)生活保護法の改善によつて各傷痍者竝びに不具者の程度に應じた最低生活費支給の保證(三)全國立病院在院傷病者に生活保護法による醫療扶助の適用(四)各傷痍者を經費主體とする國費による各地區別授産場の設置(五)各傷病者に對し公益厚生施設等への優先採用または經營許可(六)傷痍者の退院に際し職業の斡旋、補導機關の確立(七)傷痍者全般
傷痍者全般に對し住居の保證。八、傷痍者に對する傷痍年金の階級別撤廢と傷痍の程度による年金査定の公平化、傷痍者に對して税金課税の撤廢、以上請願の事項は九項目に亙つておるのであります。 私は昨年の六月の末に動亂の滿洲から引揚げた者でございまするが、あの動亂の中において特に私は胸を搏たれた一つがございます。
○政府委員(金光義邦君) 次に第七點、傷痍者全般に對して住居の保障という點でございますが、これは先程四の場合に申上げましたのと同じく住居と授産所を兼ねた收容保護施設を各地區に設置すべく目下計畫中でございます。ただこれが傷痍者全般ということになるかどうか疑問でございますが、重度の傷痍者に對しまして、全國に十二ヶ所の施設を設け、一ヶ所七百萬圓の經費を以て大體百名前後收容いたしたいと思つております。